日々のこと(日記)

それぞれの感じ方~武士の矜持

2019年07月05日

 当たり前のことなのですが、同じ体験をしても、みな感じ方が違うんです。とても興味深いことです。
 ユニークな反応の方や、予想外の(これは自分の予想外というだけ)反応をする人もいる。

 昨日は、とてもステキな体験をされた方が多かったみたい。そんなかなで…『私、あの人にすごくウザくしちゃった』という(笑)、フォローしておいて、とメールがあった。
 その相手の方に電話すると、ウザいどころか、『とてもありがたかった、またよろしくお願いしますと伝えておいて下さい』。こんなふうに、自分がしていることと、人が観じていることって違うんだよね。

 自然の中に時々いる…という方も、何が自然なのか?
 どういうふうに感じるのかは、その人次第。かと言って、『体験して学んだらいいじゃないですか~』というのも、度が過ぎると、破滅の方向に向かっちゃいますからね。どういうこと?
 極端な話しですが、『原子爆弾を落されると、どうなるか…というのを体験しよう』なんてことを繰り返していたら、大変ですよねってことです。
 自然に対して、時空に迷惑をかけることを自然を体験する、ということとは違うと思います。


 子どもの頃、母方の祖母がよくこんにゃくを作っていた。こんにゃくやトマトの農家だったからだ。味噌や醤油も家で作っていたみたい。普段の食事もソバやうどんを粉から作っていた。こんにゃくもそうだけど、売っている商品のような滑らかさはなくて、なんかボソボソしている。大人になってから、アレが美味しかったなあと思い出す。
 こんにゃくなんて、どこでも売ってない。ザラザラしているみたいなんだ、これを焼肉のタレのような味付けで焼いて食べる。滅茶苦茶美味しい!こんにゃくって、おでんや煮物ってなっちゃいますよね、決してメインにはなれない(笑)存在なんですけど、これが美味しかった。
 田舎では、お味噌汁の中に虫(甲虫)が入っている。驚いて『虫が入ってる!』と言うと、祖父が『虫も食べないような味噌なんか食べられるか』と、ワイルドなことを言う(笑)。でも美味しい。あ、虫は食べないですからね、煮干しのように残します。

 こんな祖父母でしたけど、群馬県の昭和村というトコロなんです。でもルーツは滋賀県の和南町からの落ち武者…だったらしい。一族というか城の人たちが昭和村に流れ着いてからも、江戸幕府などと微妙な距離感を保ち、農業などで生活をしていたけど、武士としての矜持を抱いていた…らしい。
 今は、母親の兄夫婦が残っているけど、昔のことはわからないみたい。叔父さんはそういうことに興味のない人みたいだからなあ。

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