日々のこと(日記)

太郎を…

2019年01月05日


三好達治


太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
二郎をねむらせ、二郎の屋根に雪ふりつむ。



 子供の頃に、国語の時間にこんな詩を習ったよおねえ、なんだったっけ?

 と、家内に訊いてみると…習ってないという。9年の時間で国語の授業も変わるものなのか。
 
 なので、検索してみることにした。インターネットって便利ですね。90年代までは、それこそ図書館に行って、図書館の人に訊かなければなりません。『太郎を眠らせ、とかそんな詩ってなんでしたっけ?』と、この人は学がないんだなあ、と思われるかも知れないことを覚悟して、恥を忍んで…ですよ(笑)。
 今はネットで、誰にも恥ずかし目を感じずに調べられる。便利でいいんですが、人間同士の交流がないよね。

 ヤフー検索で、『太郎を』と入力すると、眠らせ…などの単語が出てきます。『ググる』という言葉がありますが、グーグルを使うことってほとんどないんです。なんとなくヤフーを使ってしまう。ネーミングがちょっとなんですkどね。


 そういう、コレコレ。
 とても短い詩ですよね。でも雪国の静けさというか、茅葺屋根に雪が積もっている様子が浮かびます。

 検索して出てきた中に、この詩の主語はなんだろうか?など考察しているトコロがあったりします。
 
 主語?
 そんなの国語の授業で考えたことあったかなあ?
 太郎と次郎は幼い兄弟で、寝かしつけているのはお母さんだと思っていた。
 でも、太郎の屋根と次郎の屋根。って書いてあるね。同じ家だよね、きっと。同じ家でももしかしたら部屋が別で、屋根の山が別々だとか…。
 文章では、太郎の屋根と次郎の屋根って書いてあるけど、それは詩の表現として、同じ部屋だよ。
 そして、詩には登場しないけど(笑)、お父さんもいるし、一時間後くらいには(笑)お父さんとお母さんも同じ部屋で眠るだろう。
 明治の頃の雪国に暮らしたわけじゃないので、実生活は想像だけど、寒いから、囲炉裏のある部屋で眠りたい。もしくはその隣の部屋くらいで。
 
 現在のように、部屋全体が暖かかったり、家族それぞれの部屋があるようなのって、プライバシーとか重視する人にとっては都合がいいのだろうけど、なんかこの詩に出て来る生活(これも想像だけどね!)って、人間としていいよね。でも寒そうで出来ない。

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