日々のこと(日記)

ささやかな幸せでいいんですよ、というお話しから

2019年03月30日

 『ささやかな幸せでいいんです。それを望んでいるんです』と言ったら、もう20年以上前のことですけど(笑)。
 『世界中の誰もが、“ささやかな幸せ”を望んじゃうから、こんな社会になちゃうんだよね』と言われた。
 ささやかな幸せって、ささやかな欲望だよね(笑)。
 自分視点。自分からの視点、自分からどうするか、という視点は大切だけど、『自分ん(達)のことだけ考える視点』になっているケースが多いよね。

 谷村新司が、テレビで話していた、歌詞の作り方ですけど、
 一番今多いパターンが、自分の心象風景(思うこととか)を歌詞にしているもの。
 次に、自分と相手が登場するタイプ。ラブソングだったら、恋愛相手ということか。
 そしてその次に、その二人を見ている人。ないしは動植物、鉱物や事象の場合も。
 そして希にしかないのが、それらを俯瞰する視点を持つ歌詞。俯瞰するって、言ってみたら、エクサピーコさん視点ですね。中島みゆきの『時代https://www.uta-net.com/movie/2416/』とかね。


 序盤は『今はこんなに悲しくて♪』なんて出だしですが、急にふわっと『まわるまわるよ時代は回る♪』というように、歌詞に登場していた主人公たちを、グッと空の上のほうから眺めている、そんなふうに切り替えられています。
 こういうのことなのかも知れないですね。
 
 いい悪いではありませんが、最近若い人に人気のある歌手は、視点の広い歌でも『自分と相手』くらいの範囲、自分の心象風景ばかりを歌っている。そういいうのに共感が集まってしまうってことですね。ほら、いいでしょ、『ニーズに迎合しないように』ってね。
 自分のためだけ視点というのは、自分の自我と欲を満たそう視点ですからね。

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