日々のこと(日記)

いつも心に

2020年05月15日

 夜中に、マッサージ用の木材を探すために息子の部屋に入った。木材は別の部屋だったらしく、目的は果たせませんでした。
 中三の息子。小6から登校拒否をして今hあ少人数クラスに通っています。
 同年代の子と話すのが苦手。この数年はまずますボクにも話さない。

 そんな彼の机の上に、ウルトラマンメビウスとウルトラマンサーガの人形があった。
 小さいころのおもちゃだ。でも、それを今使っている机に持って来ている。このことだけで安心した。
 多分、郷秀樹や北斗星司、おおとりゲンが地球を去るときに、残された少年(次郎君やトオル)のなかに、ウルトラの光りがあることを確信して、安心して地球を去っていたんだろうというのが実感した。

 百の言葉よりも、その行動というか些細なことではあるけど、中学生になってウルトラマンはいないということなんかも当然知っている。時々聞こえてくる音楽などもわけわからないのが流れている。一時『ユーチューバーになりたい』なんて言ってたけど、ああいう人たちのように、『何か人に受けるようなことをして、それを収録するような性格』ではない。
 将来どうしたいのか?本人も解らないかも知れない。これは大人もみんなわからずに生きている。いや『生きている』ではなくて、なんとなく生活しているだけというのが実際だと思う。

 息子は四歳の時には難病になって、とておお大変な毎日を送っていた。ありがたいことに奇跡的にその病気は治った。その後、出来ることはやらせてもらいたい。一緒に何度も映画館に行ったりしていたね。こうして思い出として人形があるね。
 六年生の時に不登校になって、翌年(2018年)中一の夏休みに、夏休みと言っても一度も四月から中学校に行ってなかった頃だけど、『ペンギンが見たい』というので、都内の水族館に行った。かなり大技なのですが、何度も東京に行くのはボクにとっても大変でした。
 あの頃は、家で、同じ部屋でテレビで『ウルトラマンか谷村新司か足立さん』が映っていた(笑)。形態研のセミナーに(もちろん許可を得た上で)水族館の後で連れて行った。
 その日は、内容というよりは…息子を会場に連れて行くということが最大の目的でした。許可を求めたのは…当然確信があったからです。そうじゃなかったら、そんなことをお願いするのはおこがましいですからね。

 『いつもテレビのなかで話しているオジサンがいる』と思ったんじゃないだろうか。
 『スバル君によろしくね』
 『昴、足立さんがそう言ってたよ』
 中学に入ってからますます言葉が少ないからか、『ああ』と。
 まったく、ああじゃないよ。と思うんだけど。中学生だから仕方ないか。

 とにかくね、ウルトラの光りが心のなかに灯っているということが嬉しかった。
 何もしてあげられないんだけど、ホントにありがとう。家族のエクサピーコは縁が薄いわけで、でも同じような学びが必要な同士で、親子兄弟姉妹、夫婦…血縁や関係性は違うけどありがたいなあ。
 とにかく、安心した。泣いてしまった。

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