日々のこと(日記)

青山劇場でのトーク

2021年02月27日

 1990年発売の谷村新司の青山劇場でのライブCDより。父・谷村新蔵の死の直前の会話、自身が30歳頃に入院した時の医師との会話など…5分弱ですが、よかったので文字にしてみようと思っています。トークが終るとチャンピオンが始まります。Corazon Iv "La Ronde"
https://www.oricon.co.jp/prof/234039/products/205832/1/

たしか10年ほど前ですが、カラダを一度壊して入院したことがありました。その治療をしているベットの中で先生と色んなことを会話しました。こんなことを言ったんですね、ボクは。
『先生、病気何んてなくなったらいいのにね』
すると先生が『(人間に病気が)なくなったら困る』
(会場笑い)
その後こう仰ったんです
『昔から“無病息災”というけど、病気がないというのはホントは違う』
『正しくは“一病息災”』
『“仕事に差しさわりがない程度に身体の中に病気を一つ持っている“これが何よりだよ』
『そうすれば自分の身体を愛おしむこともできるし、病気を持っている人に優しくすることもできる。病気を一つ持っているってことは優しくなるってことだから』

周りの健康体の人を見てごらん?
優しくないでしょう
(会場笑い)

登山家たちの間ではもう常識になっているんですが
『山に登るとき必ず体の弱い人をひとり連れて行く
なぜなら?その人を労わり乍らみんなで登って行くから
健康体の人間が集まったパーティだけが遭難してしまうんだよ』
なるほどなあ。

先日、他界しました父にこんなことを言ったことがあります。
『オヤジ、人間の命が永遠だったらいいのにね』
するとオヤジがこう言いました。
『永遠じゃいかん。
もし人間の命が永遠だったら
人間はどこまでもワガママになって、どこまで傲慢になるか知れない。だから人間の命に限りがあったほうがいい』

今現在1989年、医学も科学もこんなに発達しているのに、それでもどうしても出来ないことがあります。
それはいつまでも年をとらないでいること
そして死なないですむっていうこと
振り返ってみるとどの時代にも必ず不治の病っていうのがあります。
つい最近までは肺結核がそうであったり
現代だったら、ガンだったりエイズだったり
こんなに医学や科学が発達した現代にどうして不治の病があるんだろう?
きっとそれには理由があるはずだ
ボクはこう思います、“命ある限り人間らしく生きなさい”と
それは神からのメッセージではないだろうかと

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