日々のこと(日記)

カタチあるもの

2016年09月12日

 モノを売って、買ってもらうこと

 『〇〇を教えますよ』『〇〇のHOWTO~』というような、情報や知識を販売する謳い文句がネットも現実もあふれている。)
 そもそも、大学までの学校教育そのものが、学ぶ内容は良いとしても、実際に今の文化で役に立つかどうか…微妙だな。何のために大学まで行って資格や卒業するのか?ましては借金を背負ってまで学校で学んだことがちゃんと社会で役に立つのかわからない。ないより在るほうがいいな、というくらいのものなのだろうか。大学出ても希望の会社に就職できるとは限らない。自分の希望そのものが自然の仕組みに適っているかどうかは別の問題としてもです。

 この一週間、初めてお買い物してくれた人(買い物とは限らないけど・笑)と多く、普段の時期より多くという意味なんですが…そんな方たちと話すなかで、社会が歪んでいるというのを如実に実感しました。あ、社会が悪いからどうだって話しではなくてですね。
 従来の、『勉強して頑張ったら、いい暮らしが出来る(お金を得れる)』というロジックはもう変わってきているんだなと思います。そんな人ばかりではないのですが、この以週間はそういう話しになる比率がとても高かかったということです。

 有形無形、カタチがないものでも大切はものがある。カタチがあるものでも大切なものがある。それと反対に、カタチがないものは如何わしい。カタチがあっても内容が伴ってないということもある。

 結局は自分の直観で判断するしかないんです。どうしても顕在意識(脳)は、『損か得か』で考えてしまう。本来だったら『尊か徳』なんだろうけど、損得で考えてしまう。
 損か得かで考えて、自我を満たすことには多くの人が時間やお金やエネルギーを投入する。自我を満たさないモノゴトには見向きもしない、という風潮です。

 目的が定まっていたら、惑わされない…と思う。自分探しのため、などと自分の顕在意識を納得させて、磨かれもしない『自分磨き』をしてしまう。目的、何のためにするのか?が定まっていたら、誘惑的なキャッチフレーズに騙されなくなるのだろう。
 うちは、そういう意味でカタチがあって大切なもの。そのカタチあるものにカタチがない大切なものが含まれているものを販売し続けていきたい。販売するのはHOWTOや知識ではなくて、カタチのある製品。
 そう思える製品に出会えているというのは、有り難いことです。同じように感じてくれるお客様と出会えることも、そんな気持ちを分かち合えることが幸せです。

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