日々のこと(日記)

ヤマト運輸の

2017年08月04日

 ヤマト運輸の担当者が、値上げの依頼に来ました。今、報道されていることを踏まえると、NOは言えないですよね。
 各サイズで140-180円の運送料が10月から上がります。

 そもそも、『宅配便に届けてもらうのだから、送料はかかって当たり前だよね』という意識の欠落が問題なんですよね。

 うちのね、関係者が『〇〇円以上になったら送料がゼロという考えがダメだよね。商品の金額が何万円以上は少し割引って考えはOKとしても、送料が別。送料はゼロにならない。と考えるのが自然だね』という話しを聞いた。確かにそうだなあ。
 だいたい、製品の金額が3000円で、それで送料が無料になるということは…どれだけ暴利な価格設定をしているんだかという話しになる。ちょっと考えたらわかることだよね。
 仮に、3000円として、仕入れ価格が60-70%で、そうすると粗利が30-40%(900-1200円)で、そこから諸々の経費がかかるわけでしょ。そして大きさと距離にもよるけど、送料が500-1500円(水など重たいものはもっとか)が無料になるって…どこかに間違いなくひずみが来てしまうよね。
 その一部~多くが、配送業者ということもある。

 もし、自分や自分の家族が配送の仕事をしていたら?想像力が乏しい人でも少しはイメージできるんじゃないかなって思います。
 仮に…駅前のスーパーでペットボトルに水を10キロ買って、10分歩いて自宅に帰るとします。暑い日寒い日だったら…もっとイヤですよね。『持って帰ってくれたら500円あげるから』と言われても、やりたくない人だらけだと思います。
 それを…運送会社のスタッフにはやらせてしまっている。言ってみれば『奴隷化している』ってことでしょうか。

 とある通販会社の社員から『最近はクレジット支払いや代引きを希望する人も多くて、そうすると売り上げの5-6%を(クレジット会社などに)支払わなくてはならないから、実質売り上げが減るのよね』と話しがありました。
 ほんの少し、自分が楽をしたいために、あちこちに歪みが出てしまいます。

 販売は(購入もね)製品を、分かち合うこと。
 ものすごく、対極の方向に向かっていますよね。

 こうした問題の一端がヤマト運輸の現場に現れているのだと思います。

 なので、10月から送料を140円(多分そうかな)値上げさせていただきますね。

 ああ、自然の仕組みを学んでいる人たちは、よく耳にしていると思うのですが、『ニーズに応えるのは違う』ということ。
 だってニーズって自我と欲を満足させることが多いよね。楽だから、便利だから。って。

日記一覧https://harmonylife.ocnk.net/diary クリックしてください


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法 連絡先 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット