2011年10月27日
子供の頃から『車道を通っては危ないからダメ』と親に言われていたから、自転車は歩道を走るものだと強く認識しています。子供の頃に育った地域は国道15号(第一京浜国道)なので、あんなところを自転車で走るのは自殺行為だと思います。最近の雰囲気は知りませんが、時々ロードモデルなどで車と同じ速度で走っている人を見かけましたけれど。
仮に、車を運転していて、主婦や小学生・中学生たちが車道を自転車で走っていたら、とても迷惑というか車から見ても危険だと思います。歩道を自転車が、人や他の自転車に注意しながら走るという、当たり前のことのほうが現実的だと思います。
今住んでいる栃木県、幼稚園児が家にいます。とても車道の歩道(これが度切れ途切れ)も自転車で走らせるのは無理な感じ。公園まで自転車で歩くか車に積んでいって、公園で自転車に乗せる…そんなことをしていると、自転車って何なんだ?と考えてしまいます。
自転車の免許はいいアイディアかと思います。小学生は学校か何かの認定証みたいので、中学生以上は車と同じレベルの交通規則が適用されるような形で。自転車でも交通ルールは認識していたほうがいいと思います。
もっと根本なことを言いますと、ルールが必要ない調和のとれた意識レベルの社会になることが大切だと思います。
ルールがないと無茶苦茶をしてしまう人がいる段階だから、法律などが必要なんですよね。今はそういうのが必要な未熟な社会ということなんですね。
とここまで一旦書いておいて…。
何かの記事に『盲目の人の杖が自転車に何度も折られた』その上、『バカヤローと言われた』というのがありました。
それは酷い。
自転車は車道よりも歩道を走るのがいい(速い自転車以外ね)と思いますが、周囲に注意していかないとダメだと思います。怒鳴るなんて想定外の出来事ですね。
僕は、目が見えない人の気持ちがわからない。想像力が乏しいから自転車と車の視点からしか考えられなかった。だから、盲目の人の気持ちを自転車がどこを通ったらいいか考えられなかったんだと思う。
ときどき寝る前などに、何かを手に持って、それを感触だけで何だかを当てるというのをやっています。このエッジ、この感触、…そんな風に考えていくものです。
これらも予め、違いを視覚で認識しているからわかることです。もし最初から目が見えなくて、手の感触だけでモノを判断していたら…感覚が鋭くてその場合は違いがわかってしまうのかも知れませんが、そこら辺が想像しにくいんです。
昨日の子供のテレビで、実況の練習を福沢朗が子供たちにしていた。『…今のだと、もしラジオで映像を見てない人が聞いていたら、何だかわからない、様子をイメージできないね』というダメ出しをしていた。見たことの無い人に何かを伝えるように話すのは難しいということですね。
心療内科の先生によると、『本当に重度のアスペルガーの人は、苦手なものをできるようにしようなんて考えることはないですよ。ご自身の場合は結構客観的に考えることをしますね』と言われたことがあります。たとえば肉が嫌いで不味くても、『これが世の中の人が美味しいと言っているなら、食べてみよう』という実験をしたりするあたりのことだと思います。
それと同じように、耳が聞こえなかったら、目が見えなかったら…ということを考えることがあります。目を閉じてどこまでまっすぐ歩けるか(道でやってしまうところが危ない)とか、ちょっとは考えるんです。
でも、自分がこれはいいよねって思うことは他の人も絶対にいいと思うに決まってると思えてしまうところが、アスペルガーなんですね。
頭の機能の問題で、思いやりに欠けますが、(自分なりの視点の思いやりはあるんですが、人の視点に立った思いやりがないらしい)こういうふうに他の記事などから客観的に捉えられると考えることができます。でももし現場で自分が自転車に乗っていて、盲目の人(だと一見わからないとして)を危ない目に少し遭わせてしまって、怒られたりすると、自分のことだったりすると、考えられなくなってしまうことが多い。
立場が違うと視点や考えることがまったく変わってしまいますね。
でも、こういう法律?を考えた人は、ちゃんと歩道を毎日歩いたり、自転車を使ったり、自分が車を運転しているときに車道を走る自転車に対して危ないなあとか思わないんだろうか?
どこかで、利権があって、信号や標識を増設すると自分の懐が肥えるという仕組みがまだあるんだろうなあ。
思いやりない世界ということだな。結局はそこが大切ということになるのだろうか。
目の見えない世界というのは、想像することが出来ても同じように感じることはできない。でも、少し考えるようにはできる。でもね、自分の嫌いなモノを好きだという人の気持ちは理解することが難しい。
みんなが生きやすい、暮らしやすい社会はまだまだ遠い未来なんだろうな。
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