2009年12月26日
一年前は『大きくなったら何になりたいの?』と訊くと『大きな手になりたい』と言っていた息子。大きな手の人…他の子供や親たちと比べて自分の手がまだまだ小さかったからなんだけれど(笑)。それを聞いていた年長の子供たちは『ええ!大きな手になりたいの?』なんて驚いていました。
春~夏くらいには『アンパンマンになりたい、ウルトラマンになりたい』って、『ウルトラマンになってパパを助けてあげるね』なんて言っていました。
11月頃に消防署見学に行ったらしく、最近は『救急車の人になって、みんなを助けてあげるんだ。死んだ人を助けてあげるんだよ』なんて言ってます。
…いやいや、死んでしまった人は助けられないよ(生き返らせるという意味で)。まだ怪我と死んでしまったというのがゴッチャになっているみたいで。
以前も車に乗っているときに、跳ねられた猫の屍骸が道端にあったときも『死んだ猫ちゃんなの?(その死んだ猫を)大きな猫が空から迎えに来るんだよ』って話してました。想像なのか…怪我をしていると思っていて大きな猫が助けに来るものだと思っているのか…わかりませんが。
いずれにしても、(死んじゃった人は治せないけれど)人を助けてあげたいって思う気持ちは大事だなって思います。自分が子供の頃はそんな風に考えていたような記憶はないし、周囲の子供たちも運転手、花屋とかそういう声はあったけれど、助けたいっていうそんな動機は聞いたことないんで。
これからなりたいものは変わっていっていいし、それは知識が増えると変わるのが当然だけれど、そんな気持ちは変わって欲しくありません。
救急車の運転手になりたいっていうのと同時に、最近も『ウルトラマンになって、パパを手に乗せて空を飛んであげるね』って。ああこれこそ本当に大きな手(の人)なのかも知れない。
わが子が人を助けたいという気持ちを持っているということにとても救われています。ありがとう。
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