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もっと高く
2020年05月14日
TAKE me Higher me Higher』

ウルトラマンティガ50話。超古代怪獣ゾイガーを追従するために、マキシマオーバードライブを搭載した実験機のスノーホワイトでレナは追う。タンデムシートの後ろにはダイゴが乗っている。
『もっと高く…』
『レナ、大気圏を出る装備はしていないはずだ。…何か言えよ』
沈黙を守って何かを決意しているようなレナ。
『どうして一人なのよ。ウルトラマンはたった一人で地球を守る義務でもあるわけ?私だって光になりたいよ』』
『オレは人間んだから』
『私、今後ろ見えない…だからいいよ』
だからいいよ、というのはティガに変身してもいいよという意味だ。
ダイゴはウルトラマンティガになる。そして手にはスノーホワイト。
スノーホワイトのハイパーニードルガンがゾイガ―の翼の付け根にヒットした。
オーストラリア大陸に、スノーホワイトを抱えたティガが降りたつ。
ゾイガーの攻撃から背中でスノーホワイトを守る。
まさに、ウルトラマンという場面。
https://imagination.m-78.jp/video/dm9kL2FlMTI4YjlfbTAwMDAwMDF1Nw%3D%3D


この『もっと高く』は、物理的な上空に、もっと高く、もっと速く飛びたい。ということなのだけど、人間も同じだ。
エクサピーコは高い時空元に辿り着くことを望んでいる。でもエゴの顕在意識が『今の低い時空元』で満足してしまっている。
そして、快楽を満喫してしまっている。
髙い時空元にということは、必然的に忍耐に繋がる。
エクサピーコはそれを望んでいる、そのために生まれて生きているのに、エゴを満喫することを何万年も続けて来てしまっている。

ティガの中では、3000万年前の超古代の文化が滅んで、今もう一度その危機が訪れるという内容だ。
主題歌のV&の歌う『TakeME HIGHER』が、最終回目前の50話でものすごい意味のあるものだと実感した
1997年だった。土曜日の夕方六時にティガを観ていて驚いた。
テレビの連続シリーズは80年のウルトラマン80以来、16年ぶり。まさか、大人になってからこんなウルトラマンを観る日が来るなん
てキセキだった。

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