2025年06月01日
足立育朗の波動人物ウォッチング1 【勝負にこだわらない羽生善治には棋士を超えた「役割」がある】サンマーク出版 エヴァ1996年11月号(創刊号)
5月23日日記
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長らく建築建築家として、設計の仕事してきたせいか、私は「創造する」という行為、いわゆる「クリエーション」とは何か、ということについては、つねに頭のどこかで考えてきました。
そして、今から十二年ほど昔のことになりますが、ようやくその答えらしきものに気づいたのです。「創造」は客観的な資料を集め、整理したものを論理的に組み立てていくと中で生まれてくるものではなく、理屈抜きに「直観」でひらめくものなんだ、ということに……。
皆さんにもそうした経験はあるかと思います。あれかこれかと試行錯誤している中で、行き詰まりもうだめだと思って、ふと力を抜いて、一休みしたときに、突然、こうすればいいんだという答えが浮かんでくる……それが「直観力」というものです。
偉人と呼ばれる人の多くは、人生のある時期に、「直観」で何かがひらめき、偉業を成し遂げています。ニュートンの万有引力の法則にしても、釈迦の悟りにしても、すべては「直観」によるひらめきと考えていいでしょう。
このようなことに気づいた私は、しばらくのあいだ、いくつかの実験を重ねた後、「直観力」によって瞬時に答えを知る術を身につけました。
さて、こうした「直観力」のさえている人に、羽生善治さんという棋士がいます。まだ、二十六歳という若さで名人位、竜王位など前人未到の七冠王を達成した天才棋士です。
私も実は将棋が好きなのですが、羽生さんの指す手は、他のプロ棋士が理解できないほど変わっています。これを一般に「羽生マジック」といわれているそうで、数手先に進んで、ようやく他のプロ棋士たちが理解できるくらい、常識を超えた手を打ってくるのです。
私が「直観力」で得た情報によると、羽生さんがなぜそのような手を打てるのかというと、彼は自分が「読んだ手」にとらわれることなく、次の手を打ってくるからだということです。棋士は、十手先、二十手先のありとあらゆる可能性を考慮しながら、次の手を決めますが、羽生さんはそうやって、「次の手」をひととおり読んだ後、本人にもわからない瞬間があって、突如として次の手を打ったことがあるというのです。
羽生さんの強さの秘密を物語る、次のようなエピソード聞いたことがあります。
まだ小学生の頃、おとうさんや兄弟たちと将棋を指していたときの話です。相手の王を詰める直前までくると、将棋盤を百八十度回転させて、自分がいまにも負けそうになっている状態から将棋をやり直し、なんとか挽回して相手を詰めるという努力を繰り返しきたそうです。小学生の頃からそんな発想で将棋に取り組んできたのですから驚きです。
競争の世界にいながら勝負にこだわらない、そこに羽生さんがならではの魅力があります。それは愛と調和に満ちた心境の大切さを教えているかのようです。そして羽生さんがタイトルにこだわらず、もっと先の世界を目指したとき、彼は棋士を超えた役割をきっと担うはずです。
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ここまで雑誌の引用です
安住紳一郎の日曜天国というラジオを聞いていて、様々なテーマでの投稿を読み上げる。その中で褒められたいというテーマの時があって、それでそうだなと思いました。
「褒められたい」、ああそうなのだと思った。あまり考えたことがありませんでしたが、「子どもの頃は些細なことでも褒められていたのに、大人になるとなかなか褒められない」というようなことをラジオ番組で話していた。
そうだなあ、褒められたいよね。多分誰もが頑張っている、自分で自分を褒めてあげたらいい。
【安住紳一郎の日曜天国】
https://www.youtube.com/@nichiten954
安住紳一郎のひねくれぶりが堪能できる。さわやかに捻くれている。毎回テーマを提示したリスナーからのメールやお便りを読み上げる、その軽い毒舌ぶりと爽やかさが絶妙な塩梅がクセになる人たちがいるということか。今までテレビでは見かけていたけど、ラジオ番組だとひたすらしゃべっているのでこういうキャラだったのかと分かった。お笑い芸人ではないけども“普通の人を装ってる”面白さがある。
番組は2005年から放送1000回を超えていル、2022年からの分が聴けます。
6月は、SOD3gを5本
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